DTPって何のこと?
Last update/Jan.12,2004(Ver.1.0)
ここ10数年の印刷会社の最大の技術革新は、この言葉がじゃないかな。DTPとはDesk Top Publishingの略で、直訳すると「卓上出版」ということなんだけど、一般的に出版物の製作行程をコンピューター上(パソコンレベルの)で行うということなんだ。皆さんが会社などでWordやExcelを使って書類を作るのも、もっとも身近なDTPだろうね。最近はコンピュータを使って写真を取り込んだりして年賀状を作る人も増えているのでイメージが湧きやすいと思うけど、本やチラシの版下(印刷の版を作る元になるもの)がたった1台のコンピュータでできてしまうというのは、当時を知っている人からは画期的なことだよね。
従来は写真は写真で色分解をし、イラストやロゴ、表やグラフといった線画はデザイナーが描き起こし色分解したり網フセしたり、また文字は写植したものを貼りこんで、最終的にそれらの写真、線画、文字を集めて版下を作る(集版)といった風に、気が遠くなるほどの行程と労力をかけていた訳だ。現在ではパソコンレベルのコンピュータを使って、写真はスキャナでパソコンへ取り込む、イラストや表はパソコンで描いて、文字はそのまま入力するという風に簡単に版下が作れてしまうのだ。
さあ、DTPが解ったところで、もう少し勉強してみよう。
次はDTPが実際にどんなコンピュータやソフトで行われているのか?、誰でもすぐできるのか?など説明するよ。
DTPには一般的にApple社のMacintosh(通称マック)というパソコンを使うんだ。何でかは、色々意見があるとは思うけど、マックは画面上で見たままをプリントできる機能を昔から持っていたということが大きいでしょう。(WYSIWYG/ウィズウィグって言うんだけど、今じゃ当たり前の機能)最終結果をモニタで見ながら作業できるマックは印刷会社やデザイナーが好んで使用し、それにあわせて各ソフトメーカーもマック向けにソフトを開発していったため、業界標準となったんだろうけど、現在ではWindowsDTPも十分市民権を得てるし、比率も高まっているようだね。
さて、アプリケーション側は3種類の機能別ソフトの名前を覚えておいてもらえば、君も業界通だよ。まずは写真の色調補正、加工(切り抜きや合成など)などをするソフト、ペイント系ソフトだ。これはAdobe社のPhotoshopの使用者がほとんどでしょう。最近ではスキャナなどにPhotoshop Elementsなどの体験版が付属しているので名前ぐらいは聞いたことがあるかな。
次はイラストやロゴマークなど線画(丸や線など数学的表現で図形を描くもの)を描くソフト、ドロー系ソフトだ。よくコンピュータグラフィックなどといっている図版はほとんどがこのソフトを使用して描かれているんだ。これも印刷会社ではAdobe社のIllustratorの使用者が大部分で、一部のデザイナーがMacromedia社のFree Hand等を使用しています。
最後は、こういった各データ(写真や線画、文字)をレイアウトするソフト、そのものズバリ、ページレイアウトソフトだ。これはいくつかのソフトがあるんだけど、主流はQuark社のQuarkXPressだね。印刷会社では今でも8割はこのソフトを使ってる。その次がAdobe社のInDesignかPageMaker(一応、InDesignはPageMakerの後継モデル)という所かな。WindowsDTPではキヤノンシステム販売のSMIEDICOLORが9割方で、みなさんの良く使われるMicrosoft社のWordでも簡単なものなら、印刷使用のDTPも可能だよ。
さて、何となくDTPについて理解して頂けたかな。最後にDTPオペレータを目指したい人に、「誰でもできるの?」という問いに答えておきましょう。ハッキリ言って「誰でもできます」。特にコンピュータの性能が著しく向上し、ソフトの機能も年々、高度で且つ簡単になってきてる現在、ソフトを操って、ページメイクするのは1ヶ月でマスタできると思うよ。でも、その分、デザインの感性が平凡になってる感じなのが寂しいよね。(人のことを言ってる場合じゃないが...。)是非、スペシャルな感性を持ってDTPオペレータを目指して下さい。
<従来行程とDTP行程>
(続く)
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