菊四裁4色機の使い道
Last update/Apr.30,2004(Ver.3.0)

うーん、このテーマは難しくなってしまったなあ。今から3年ぐらい前に登場した菊四裁機での本格的カラー印刷はヨーロッパでは、以前から結構市民権を得ている印刷市場で、最近ではオンデマンドカラー印刷に押されている市場なのです。日本ではリョービさんやハイデルベルグさんが、DTPとの連携を前面に出してファーストカラー印刷ということで、軽印刷業界・製版業界に爆発的に売れた機械です。その後、全メーカーで機械がラインナップされ、また刷版もSDP(シルバーデジプレート)などのポリエステルベースの版材が、カラー印刷に対応し、非常に安価で小回りの利く市場が形成されたのです。
ここ1年ぐらい、各メーカーの菊四裁熱が冷め!?、変わって小型で安い菊半裁モデル(桜井GSさんの466SiPや小森コーポレーションのSPICA426Pなど)が登場した事によって流れが変わりつつあるのですが、まずは菊四裁機がなぜ売れたのか考察してみよう。

<菊四裁4色機の需要拡大メカニズム>
・DTP製版が確立し、軽印刷でもカラー印刷が非常に多くなった。
・プリントショップでもオンデマンド機の品質では物足りなくなった。
・菊半カラーの印刷会社では極小ロットでコストが合わない。
・FTP(Film to Plate・イメージセッター)、CTPといった製版・刷版機材の設備投資が少なくすむ。
・印刷機の設備コストが少なく済む。
・用紙サイズが小さく、扱いが楽。(女性でも機械が稼働できる)



まあ、次の一手を考えていた業界(製版・軽印刷・菊半カラー印刷会社)に「これだ!」と思わせる、うってつけの機械システムだったんでしょうね。結局、都市部では印刷単価を引っかき回しただけで、最近は導入熱が冷めていますが(前述の安価な菊半裁4色反転機の出現が大きい...)、設置スペース・システムの価格・扱い易さはメリットであることに変わりなく、仕事のターゲット次第では非常におもしろい機械だと思います。では、最後に菊四裁4色を使用したシステム(CTPも含めて)と各メーカーの機械仕様比較をして本稿を閉めさせて頂きます。

<各メーカーの菊四裁機>
メーカー 機種名 主な特徴
ハイデルベルグ Speedmaster SM52-4
Speedmaster SM52-4 SE-J
Printmaster GTO52-4
(2004年発表)
小森コーポレーション LITHRONE 420  
リョービ 524GX
524XXL
524HE
3304HA
3404X-DI
(2004年発表)


(縦通し)
(オンデマンド機)
サクライグラフィックシステムズ OLIVER 452  
篠原鉄工 Shinohara52-IV  
ハマダ印刷機械 B-452
Eco-Grapher

(オンデマンド機)
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